儚くも過ぎ去りし8日間の恋の話(後編)(追記あり)

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この記事の続きです。前編に引き続き、感想と妄想ごちゃまぜで進めていきます。今日は5日目から8日目です。よろしくお願い致します。

 

5日目

 5日目は心に波乱を巻き起こす保健室編です。1日目に少し言及しましたが、甘杉くんは体調を崩してしまい保健室で休むことになりました。そんな甘杉くんの様子を見に私は保健室に行くのです。きっと保険医の先生はいません。いるはずない。

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「甘杉くん 大丈夫?」

 

甘杉くんの肩を叩く私。廊下で肩を叩かれて振り返ると指を出していてほっぺたに突き刺さって、甘杉くんが「ひっかかった。」って笑う、なんてことはよくあるのだけれど。今日は逆だな、と思いながら肩を叩きます。  

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「ん……まだちょっとしんどいかな……」

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「俺のそばにいたら、うつっちゃうよ?」

 

 

うう……体調を崩してもなお私の心配をしてくれる甘杉くん……。今は私より自分のことでしょう!?どうしてそんなに優しいの……勘違いするのでやめてください……。

 

この回は、甘杉くんの表情と、声と、吐息を堪能するための回です。いつも以上にとろけた目。垂れ下がった眉。零れる吐息に、少し掠れた声……。愛おしさが込み上げてきます。

 

でもね甘杉くん、振り向いて人の顔を認識した後目を逸らして溜息をつくのはよくない。よくないよ。そりゃあ目が覚めてまず視界に入る顔が私だったらさぞかし残念でしょうけど!?溜息はやめようね?ね?泣いちゃうよ?

 

そして恒例の迷言が入ります。 

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「あなたの風邪なら、喜んで。」

 

 

……ああ、ハイ。まあ、わからなくはないんですけどね……?人にうつすと楽になるっていうし。甘杉くんの負担を軽減できるなら風邪菌ようこそなんですけど。でも多分風邪菌も私より甘杉くんの身体にいたいじゃないですか。こっちこないと思うんですよ。私が風邪菌だったらもう絶対離れないですもん。

それにもし寝込むようなことがあったら甘杉くんに負い目を感じさせちゃうじゃないですか。俺のせいで、なんて思わせたくないし。風邪引いて学校に行けなくなったら甘杉くんにも会えなくなっちゃうし。良い事ないですよ、うん。""よ、こればかりはちょーっと考え直そう。

  

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 「お菓子食べたら元気になるかも!」

 

甘杉くんは保健室でこっそりチョコあ〜んぱんを食べます。チョコあ〜んぱんをあ〜んと食べる甘杉くん……。可愛いが過ぎます。でもお願い、栄養のあるもの食べて。

 

 甘杉くんがお菓子を食べるシーンは今までもちょっとだれ目線なのかな?って事があったんですけど、今回のは特にストーカー感がえぐいです。確実に物陰から見てます。監視カメラの角度ですよこれは。…………え?私じゃないですよ?

 

 

6日目

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 私がルマンドを食べようと封をあけると、何やら近付いてくる人影。甘杉くんです。

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 「あ、ルマンド発見!もーらい」

 

甘杉くんは私の手からルマンドを抜き去り、笑顔でルマンドを食べます。

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ご満悦の表情。とっても可愛いです。この場面は、甘杉くんがルマンドを噛み砕くサクサクという音がします。とても心地の良い音です。ずーっと聴いていられます。この音を聞きながら眠りにつきたいしこの音で目覚めたいです。1日の始まりを甘杉くんがルマンドを噛み砕く音ではじめたい。

 

 

さてここでブルボンさんからの迷言になりますが、おそらくこれが全8回の中で一番の迷言なのではないかと思います。どうぞ。 

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「わたしもルマンドになりたい。」

 

はい、オタクです。「わたしもルマンドになりたい。」……はい、オタクです。この女、いや私か、確実に甘杉くんのオタクです。絶対甘杉くんが使った消しゴムのカスとかコレクションしてますよ。というか本当に驚いたのが、私ずっと前から「高杉真宙のファブリーズになりたい」*1って言い続けてたんですよ。思考があまりにも合致しすぎていてシアターGロッソ*2でブルボンさんと握手!って感じでした。いやあ驚いたなあ。

 

場面は切り替わり、普段であれば甘杉くんがお菓子を食べるカットになります。今回は本編で既にルマンドを食べているためどうなるんだ?とわくわく。甘杉くんはルマンドを見つめ少し口元を緩めた後、私の方を見て不思議そうに言います。

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「このルマンドいつもより美味しい」

 

あ〜〜本っ当にお前ってやつは!全く!もう何も言う事はありません。がんばれ私!がんばれ今日も!(©西野カナ

 

友人に「甘杉くん勝手に人のルマンド食べてる……」と言われましたが、それはまあそうなんですけど、でもそうじゃないんですよ。だってこのルマンド自体私のルマンドかどうかわからないじゃないですか。あれは甘杉くんのルマンドだった可能性だってあるんですよ。だからあれはきっと甘杉くんので、私は甘杉くんのルマンドの封をあける係なんですよ。ほら、全然問題ないですよね?

 

それにしても彼が紡ぐ「ルマンド」という音色は、まるで女性の名前でも呼ぶかのように優しいものなのです。甘杉くんには「ルマンド」という恋人がいるのか?と思うくらいです。そこでなんですけど、甘杉くんは「ルマンド発見!」と言いながら私に近付いてくるじゃないですか。だから、私、ルマンドっていう名前なんじゃないですか?ルマンドになりたいっていうか、私がルマンドなんじゃないかな?そうです私がルマンドです。あれ〜甘杉くん遅いなあ〜?そろそろ貰いにきてくれてもいい頃なんだけどなあ〜?ちゃんと道に迷わずに来られるように、ヘンゼルとグレーテルに倣ってルマンドのサクサクを零すことで道標を作ってきたよ〜〜!甘杉くん〜〜!ルマンドだよ〜〜!ルマンドはここだよ〜〜!

 

 

7日目

すれ違いの7日目です。この回はとても静かで、切なさが漂っています。

  

屋上で漫画を読む甘杉くんに私は声をかけますが、集中している甘杉くんは気が付いてくれません。漫画を読んで楽しそうに笑っています。

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もう一度呼びかけますが、返事はありません。楽しそうに声を出して笑う甘杉くん。私といるときはそんな楽しそうな顔、一度もしないのに……。

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「この展開やばいなあ」

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展開を起こせるような行動も起こせないくせにこんなことを言ってみる"私"。進展がないのを鈍感な甘杉くんのせいにしていますが、本当は意気地なしの自分のせいでしかなくて……。そんなことを思い知らされる切ない回です。

 

漫画を読んで独り言を言っている甘杉くんについては、決して触れてはいけません。

 

お菓子を食べる甘杉くんを見つめる私。

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とっても美味しそう。今日のお菓子は、エブリバーガー。……エブリバーガー?なんだそれ!?

 

OK Google!エブリバーガー!

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パッケージを見たらわかるかなって思ったんですけど、見ても全然わかりませんでした。はじめまして、エブリバーガー……。絶対これ近所のスーパーやコンビニじゃ売ってないよなあと思い覗いてみましたが案の定売っていません。最終的に自宅から徒歩30分のイオンで漸く見つけました。やっと会えたね、エブリバーガー。食べてみましたがあまり美味しくありませんでした。売ってないわけだよ。

 

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ところで甘杉くんが読んでいるこの漫画、KATSU!の4巻なのではないかと思うのですがいかがでしょうか?どう思われますか?今度実際に読んで私の呼び掛けを2回も無視するほどやばい展開なのかきちんと確かめますね!待ってて甘杉くん!

 

 

8日目

 体育倉庫?準備室?で甘杉くんとおしゃべり。部活帰りのひとコマです。

「お疲れ様!甘杉くん」

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水筒を一気に呷る甘杉くん。喉が動く様を見ているととてつもない高揚感が得られます。甘杉くんが水筒を傾ける事で起こる水筒の中の小さな波さえとても美しく尊いものに思えます。f:id:ku1616:20170213173401p:image

はあと息をつく横顔は、睫毛の長さに驚かされるばかり。

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「いつもありがとね。よしっ、じゃあ今度は俺が持つね」

 

甘杉くんは、私が持っていた(と思われる)荷物を軽々しく持ち上げて出口へと向かいます。

 

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「ほら行こう。もう暗くなるし……

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一緒に帰ろうよ」

 

ああ……ありがとうございます。一緒に帰ろうと誘ってくれる甘杉くん。そしてこの笑顔。脳みそが溶けました。部活帰りならばなぜ甘杉くんと私の2人きりなのか?という疑問が生じるのですが、それはきっと私の甘杉くんに対する恋心を知る部員たちの粋な計らいだと思うんですよね。いい仲間をもったなあ………。

 

ブルボンさんの迷言もこれで最後になります。

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 「一生マネージャーでも、いいですか。」

一見ただの迷言に見えますが、なんだかこの台詞は終わりを感じさせますよね。引退、卒業。マネージャーでいられなくなる時はいつか必ずやってきます。それでも甘杉くんとずっと一緒にいたい。恋人なんて高望みはしないから、このまま一生マネージャーでいられたらいいのに。

8日目を迎え甘杉くんとのお別れの時が近づく私と"私"の心情がリンクして、悲しみが溢れ出しました。

 

ついにラストシーン。甘杉くんは濃厚チョコブラウニーを片手に私に微笑みかけます。

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「頑張ってる女の子って良いよね」

 

最後の最後に甘杉くんから私に一歩?半歩?踏み出してくれたような気がします。泣きたくなるくらい嬉しいです。8日間で、少しはあなたに近付けたんでしょうか?

 

 

「ズルいよ、甘杉くん!」は以上の8種類をもっておしまいです。まあ当然のごとく嫌だ終わらないで、ってなりますよね。なりましたよ。始まる前から危惧していた甘杉くんロスですよ。ズルいよ、甘杉くん!なんてピンクの文字で言えてた時代は終わって、ズルいよ甘杉くん……て嗚咽交じりに呟く日々ですよ。こんなに夢中にさせておいてたったの8日でお別れなんて酷すぎますよね?どう考えても8種類じゃ足りないし365種類作るべきですよね?

 

甘杉くん、まだ食べてないお菓子、たくさんあるよ?

甘杉くんの口から「ホワイトロリータ」という耽美な単語が出るのを聞きたかったし、チョコリエールを一袋あけて、一本ずつ分け合いっこして食べたかった。バームロールを咥えて遊ぶ甘杉くんに食べ物で遊ばないって注意したかったし、何を食べるか迷ったあと「サクリス、君に決めた!」ってはしゃぐ甘杉くんを見つめていたかった。

ラシュクーレだって、ブランチュールだって、ミルファスだって食べてないし、プチシリーズは全部で24種類もあるんですよ?

なのにどうして8種類で終わってしまうの、どうして8日間しか一緒にいられないの。

甘杉くん。きっとブルボンのお菓子を食べる度に、私はあなたの事を思い出します。あなたと過ごした8日間の日々を、私は忘れない。

 

……いや、なんかずっと8日間8日間言ってますけど、本当は26秒と36秒と34秒と32秒と39秒と26秒と25秒と44秒で262秒*3しかなかったんです。わかってますそんなこと。8日間の恋っていうか262秒の恋でした。馬鹿みたいですよね。自分でも馬鹿だなあと思います。でもどうしようもなく、甘杉くんのことが好きで、私は彼に恋をしたんです。いろいろ思うところはありますが、総じて考えると良い経験をしたんじゃないかなあと思います。初リア恋が甘杉くんで私は幸せです。楽しい日々を、たくさんの笑顔を、胸のときめきを、

甘すぎる恋をありがとう。

 

高杉に関する最初のブログがこんなのですごく誤解が生じていそうなのですが、高杉に対してはリア恋とか夢女ということはなく、普通にそれなりの茶の間ファンとして活動しています。甘杉くんが特別でした。

3月にRTキャンペーンが行われ、RT数に応じて甘杉くんのオフショットが見られたりするらしいので、もし気が向いたらブルボンさんのツイートをRTして頂けると嬉しいです。していただけると無駄にリンクを貼った甲斐があります……!私を甘杉くんに会わせてください!どうかよろしくお願い致します。ここまで読んで頂いた方(いるのか?)ありがとうございました。皆さんにも甘すぎる恋が訪れますように!ハッピーバレンタイン!

 

3月10日:追記

 先日3月6日にRTキャンペーンが行われました。1000RT達成で特典映像公開だったのですが、わずか5時間で1000RTを達成し無事に特典映像が公開されました!わーい!

 

 

もうね素晴らしいですこの動画。オフショットなので甘杉くんなのか高杉真宙なのか微妙なラインなのですが今回は!甘杉くんという事にしておきます!ね、いいでしょ?

「約5:8です」を5.8と言いかけてしまいNGを出してしまう甘杉くん。それ以前に1:1.1618も間違ってるよと突っ込みたくなるけど我慢。廊下を滑る甘杉くん。そこ昨日私が雑巾がけしたところかもしれない。チーズおかきを持つ甘杉くん。横顔が儚くて美しくて、見とれてしまう。ルマンドを開けるのに失敗する甘杉くん。やっぱり私が開けてあげないとダメなのかも。保健室で変な動きをする甘杉くん。知らないかもしれないけど、私はみてるよ。ルマンドを盛大にこぼす甘杉くん。ティッシュ持ってるけど使うかな?甘杉くん。甘杉くん。好きだよ。

特典映像には沢山の新しい甘杉くんが詰まっていて、とても幸せな時間でした。これを最後に、本当に甘杉くんとはさよならなのかもしれないけれど、反響を受けて新シリーズとかがもし出来たら、嬉しいなあ。

後半の「高杉くんに突撃!甘すぎインタビュー」は、これは紛うかたなき素の高杉真宙なのであまり言及しませんが、高杉があまりカメラを見ないのでちらちらとしか目が合わず、放課後夕日の差し込む教室での告白感が素晴らしかったです。甘杉くんが告白する時は、こんな感じなのかもしれない。

「ズルいよ、甘杉くん!」が始まってから我が家の冷蔵庫にはブルボンのお菓子が常備されるようになりました。今はルマンドとチョコリエールとホワイトロリータがあります。ブルボンさん大好き!また甘杉くんと高杉をよろしくね。どうもありがとう。

*1:高杉真宙はファブリーズのcmに出演している

*2:戦隊ヒーローと握手が出来る場所

*3:競泳の世界記録保持者だって800m泳げない